どうも。
shusanです。
今回は先日(といっても3ヶ月前くらい)初めて100キロ超えのライドをした時の話をしたいと思います。
今回は、ロードバイク乗りの方へ向けての記事となると思います。
正直ロードバイク乗りにとって、100キロを超える距離を走るというのはある意味初心者卒業の登竜門的存在にあると私は思っています。
そんな100キロライドは、したくても様々な問題を抱えてできないという方も多い思います。
この記事ではそんな方の背中を押せるような記事にしたいと思います。
100キロライドをしようと思った理由
冒頭で初めての100キロライドとお話ししましたが、嘘をついていました。
実は、100キロ以上のライドは学生の時に私含め仲間3人で何回かやったことがあります。
当時はクロスバイクに乗って、キャンプ用品を積み時間は気にせずゆっくり時間をかけてライドしていました。
社会人になり、仲間は各々が輝ける地へ旅立ちました。
私もロードバイクを購入し、何か目標を模索している際にふと「100キロライドをしよう!」と決めました。
ただし、ロードバイクで挑むからにはそれなりの条件をつけたかったのです。
私がつけた条件は
- 平均25キロ/H以上で走行する。(ゴールの際のサイコンの平均をみて評価)
- 自転車を降りての休憩はしない。(ペースダウンする際はサイコンを1時的にオフにする)
- 4時間以内に帰ってくる。(メカトラブルの際もサイコン1時的にオフにする)
という条件をつけました。
ということで、条件付きの100キロライドは初めてという意味でこの記事書いています。
ややこしくしてしまってすいません。
スタートは正午
チャレンジ当日。
午前中は準備でした。
相当なカロリーを消費するだろうと考えていたのでなるべくカロリーのあるものを朝食で詰め込みました。
ケータリングのものを準備。
バナナ2本と携帯を背中のポケットに入れ、ボトルをボトルゲージに挟め時間を待っていました。
I’m ready
正午のチャイムとともに宮城県山間部から沿岸部に向けて私のチャレンジはスタートしました。
序盤の経過
序盤は順調に進んでいました。
と言いたいところですが、
私のサイコンはナビ機能がついていなかったため携帯のマップを時々確認しなければいけないことにスタートしてから気づきました。
なので、所々地に足をつき確認をしていました。
条件2についてグレーゾーンになりました。笑
なにせ方向音痴なもので、行きは良くてもスタート地点に帰れないで100キロチャレンジを終了することだけは避けたかったです。
よって、ちょこちょこ携帯で自分のいる位置は確認していました。
中盤の経過
かなり汗が出てきました。
適度な水分補給とここで1本目のバナナを食しました。
車通りも多い道を走っていたので気を張って走っていました。
時々別のライダーがすれ違い、会釈程度の挨拶も交わしました。
50キロ少し過ぎたあたりで、目的としていた沿岸部に到着しました。
その沿岸部とは、歴史上の人物で有名な松尾芭蕉が訪れたあの松島です。
かなりの観光客で賑わっていましたが、私の今回の目的は観光ではなく条件付きの100キロライドを達成させることだったので3分ほどで松島を後にし、来た道を引き返しました。
しばらく走った後アクシデントが発生しました。
パンク。
ではなく、来た道と違う道を走っていたのです。
方向音痴の本領発揮です。
気づくのが遅過ぎて、元の来た道には戻れず、なんとか軌道修正しました。
軌道修正は成功しましたが、アップダウンが激しい道で結構脚を使い、脚に違和感を感じ始めました。
悪夢の始まりでした。
終盤の経過〜チャレンジ終了まで
前章で足の違和感について書きましたが、終盤になっても良くなることはありませんでした。
気持ちはまだいける!と思っていましたが脚がかなり限界まで来ていたのだと今振り返って思います。
そんなコンディション状態になり条件1も条件3もクリアならずの状態でした。
80キロ地点走行時にサイコンを見ると20キロ/Hの表記。
かなりスピードが落ちていました。
ここまで来たら条件クリアできなくても100キロライドは達成させよう!
と目標をシフト変換しゴールまでペダルを回しました。
途中メールの着信音が鳴り、見ると「明日の仕事について」と同僚から連絡がありました。
「そんなの返信してる暇ないんだよ!!」
と1人で呟きながらただひたすらペダルを回しました。
94キロ地点。
もう少し、もう少し。
自分に言い聞かせながら最後の坂道を登ろうとダンシング(立ち漕ぎ)しました。
その時、右の大腿四頭筋がつりました。その数秒後左脚も同じようにつりました。
ペダルを回せなくなり、ビンディングペダルも外せなくなりました。
倒れることを覚悟しましたが、右側は多くの車が来ているため右に倒れることができず・・・
左側は土手になっていて一瞬太い木が見えました。
少しでも衝撃を緩和しようと一瞬の考えでその木めがけて低速で突っ込みました。
倒れて、大の字で横たわりずっーと空を見ていました。
「今日の空青いな」
「誰も助けにきてくれないのか。意外と冷たい世の中だな」
なんて考えていました。
幸いジャージの損傷と軽いかすり傷程度ですみました。
つりが治り自分で起き上がれるようになり、バイクにまたがり、ゆっくりゆっくり帰宅しました。
まとめ
今回無謀な挑戦をし見事に散々な結果がついてきたわけですが、挑戦したことで見えたこともあります。
それは、私の限界は94キロ。
その日のコンディションもあったと思いますが、現段階での自分の限界はここです。
それを今後1キロでも長く伸ばせるように日々のトレーニングに生かして行けば良いと思いました。
あなたにも同じことが言えます。
限界は自分が決めるものではなく実際にやってみる事が一番です。
私のように無謀で倒れるまでやれとは言いませんが、どうか口だけで終わらず行動してみてください。
失敗はいつか必ず成功につながると信じています。
いかがだったでしょうか。
実体験を元に感じたことを書いてみました。
私は今後もチャレンジ企画続けたいと思っているので、行った際はまた投稿します。
何かの参考になればと思います。
ではではまた次回。