どうも。
shusanです。
今回のテーマはこちら
蔵王ヒルクライム初出場で感じたこと3つ
を話して行きたいと思います。
これからヒルクライム出場を目指す方、ヒルクライムってどんな感じなの?と疑問に思っている方の参考になればと思います。
ヒルクライムに出ようとした理由
理由は簡単で、何かの大会に出たかったんです。
ロードバイクを購入して2ヶ月が過ぎたあたりのことです。
自分の立ち位置もわからない状態でロードバイク乗り続けることに疑問を感じていました。
自分の立ち位置を確認しておくためにも何かしらの大会に出て順位やタイムが欲しかったのです。
そのようなことから、インターネットを使って家の近くで近日中に行われる大会。
かつまだ募集をかけている大会を検索しました。
その時ヒットしたのが蔵王ヒルクライムでした。
参加しようと決意はしましたが、調べれば調べるほどこの大会を人生初の大会にしていいものだろうかと感じ始めました。
なぜならこの大会は、東北のヒルクライムの大会の中でも傾斜がきつく難易度の高い大会として位置付けられていることを知ったからです。
幸いにも大会まで1ヶ月半程度の練習期間はありましたがとてつもなく不安でした。
1ヶ月半の練習期間で行ったことは
- とりあえず近所の峠道と言われる道を登った。
- 週2回以上はロードバイクに乗るようにした。
- 筋トレを行なった。
- 実際に下見をし途中までの距離を登った。
でした。
結果として、峠道は合計8回ほど登りました。
脚力強化を補うために平坦な道での片足漕ぎも行いました。
筋トレでは体幹トレーニングを中心に行いました。
どうしてもヒルクライムでは前かがみになって走行するライダーが多いそうで、
そのような状態で走行すると、ペダルに十分な力が伝わらなくなり過剰に疲れてしまうそうです。
参考:店員さんの言葉
そうならないように体幹トレーニングを行ったのですが、実際効果が出たかどうかはわかりません。
実際に下見を3回ほど行き、10キロ地点まで漕ぎました。
平均スピードは12キロ/h程。
最高スピードは29キロ/h程。
タイムは47分程度。
この値が良いのか、悪いのかはわかりませんでした。
とりあえず目標としているところまで登ったという達成感しかなかったです。
そんなこんなをしてるうちに大会当日を迎えました。
大会当日
ついに大会当日を迎えました。
朝5時起きして会場に車で向かいました。
会場付近になるにつれ多くのライダーの姿が見え始めました。
その時のドキドキとワクワクは今でも忘れられないです。
無事車を駐車し、準備運動を始めました。
緊張し過ぎて準備運動何したらいいか分からない状態でした。
参加者の人数に圧倒されていたのこと、周りの参加者が怖く見えかつ相当速そうに見えていたことがド緊張の原因でした。
自分も早くアップしないと・・・と慌てている自分がいました。
時間は過ぎ、開会式終了。
スタート
スタートラインへ皆一斉に移動。
大会役員のスターターピストルの「ドンッ」とともに一斉スタート。
私は転倒なく順調にスタートを着ることができました。
自転車レースで一番怖いのはスタート時の転倒です。
自分が転倒しなくても前列が転倒して巻き込まれる可能性もあります。
ほとんどの大会でICチップ入りの計測機を使用していると思うので、慌てず自分のタイミングでスタートしてください。
スタートしてから皆全力で蔵王山を登り始めました。
私も周りのペースに流されオーバーペースで登り始めます。
開始15分あたりで集団がばらけ始め、自分と同じようなペースで漕いでいる方が現れました。
私はその方をペースメーカーとして、ついて行くことにしました。
初心者の状態から集団の中でレース展開を広げるのは不可能です。
集団から外れても孤独感を感じないでください。
必ず自分と同じようなペースで走っている方はいますので、初めはその方に何がなんでもついて行くようにしましょう。
ペースが合わないと感じた時は相手がペースを上げたか自分のペースが下がったかのどちらかです。
前者の場合は、またペースメーカー選びを。
後者の場合も無理してついて行こうとせず、別なペースメーカーを見つけましょう。
ペースメーカーの方は何回か変わりましたが、なんとか下見で練習していた10キロ地点まで到達できました。
体力はもうほとんど残っていませんでしたが、「残り約9キロ」と自分に言い聞かせ登りました。
ここからが未知の世界との勝負の始りでした。
未知の世界の始まり
10キロ地点を過ぎたあたりからまた勾配がキツくなったように感じました。
正直今振り返っても記憶があまりないのですが、気づけば道路脇に雪の壁が出現していました。
雪の回廊と呼ばれるやつです。蔵王ヒルクライム大会の醍醐味ともいえるでしょう。
このあたりから、自分のペースは落ちペースメーカーの存在もなくなりました。
「早くゴールについてくれ」
その一心でペダルを漕ぎます。
沿道の応援の方の言葉がペダルを回す原動力になります。
「ラストスパート」
応援の方の言葉でゴールが近いことを知りました。
ライダーもラストスパートをかけペースが上がり何人もの方に抜かれました。
抜いていった人の中にシティサイクルで参加されている方がいました。
驚きと恥ずかしさがありましたがその時1つ学びました。
自転車は車体の価値で決まらない。乗る人(エンジン)の体力が勝敗を分ける。
本当にロードバイクに乗っていて恥ずかしかったです。
もっとトレーニングをしなければと思った瞬間でした。
声の大きさがだんだん大きくなりゴールが近づいてきました。
ゴール付近でまた1人に抜かれましたが無事ゴールしました。
計測用のチップを返却し、バナナとスポーツドリンクをいただき横になりました。
見ず知らずの私に「お疲れ様」と声をかけてくれたライダーもいました。
お釜付近に記念撮影を取りに行くライダーもいました。
お釜に行く道路が途中で自動車専用道路になるため普段は自転車で山頂まで登ることができません。山頂のお釜まで自転車で行けるのはこの大会の日のみなのです。
私はその体力が残っておらず、横になってしばらく休んだ後に下山しました。
まとめ
今回初めて自転車レースに出たわけですが、同じ趣味を持つ仲間と交流するのは楽しいと思いました。
大会自体も自分の立ち位置を確認することができましたし、次なる目標も生まれました。
大会費用が8000円と少し高くも感じますが、それ以上に出る価値がある大会だなと思いました。
この大会を通じて学んだことは
大会に出ることで仲間との交流が図れる。
自転車レースの勝敗は車体ではなく乗る人(エンジン)次第。
レースを完走したことで自分の現在の立ち位置の把握と達成感、次なる目標が生まれる。
という以上3点でした。
これから大会に出ようと思っている方、ヒルクライムに出ようと思っている方の参考になればと思います。
平均スピード:11.76km/h
最高スピード:32.58km/h
タイム:約1時間30分
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